こんにちは。CAMPHOR-運営の ほない です。
11/7(土) に、合同会社DMM.comのエンジニアの方をお招きして、「【DMM × CAMPHOR-】Webフロントエンド開発トークセッション」と題したトークイベントを開催しました。Webフロントエンドに関係するテーマで、3人のエンジニアの方に登壇していただきました。
トーク1:横断組織から見るDMMのフロントエンド
DMMは多様なWebサービスを提供していますが、サービスの多様さ、組織の多様さをそのまま映し出すように、使われている技術も多様です。このトークでは、CTO室の千葉さん ( @ur_uha ) が、様々な組織を横断して俯瞰できる立場として、Webフロントエンドを中心にどういう取り組みをしているのか紹介してくださいました。
技術だけではなく、「人」にフォーカスした取り組み(教育支援、スキル評価)、ガイドライン、リファレンスアーキテクチャなどについても詳しく紹介してくださいました。
特に筆者としては、スキル評価の部分が印象的でした。Webフロントエンドエンジニアとして、単に「○○の知識があるか」ではなく、その知識を実際のフロントエンドの開発のときにどう使うかを考えられる力を評価するという点に感心しました。
スキル評価、ガイドライン、リファレンスアーキテクチャがうまく絡み合って、技術と向き合い考えながら開発ができるエンジニア集団を形成する体制づくりが充実していると感じました。多様なサービスと多様な技術を抱えつつも、組織横断で一貫した考え方があるのが良いなと感じました。
トーク2:生まれ変わるDMM〇〇
続いてのトークでは、2017年に新卒入社し新規事業での開発を経験してきた上井さんが、とあるサービスのフルリプレイスの取り組みについて紹介してくださいました。
1つ目のトークで紹介されたリファレンスアーキテクチャをベースに、新しい技術も実験的に取り入れながらの技術選定について解説してくださいました。
SSR (Server Side Rendering) とCSR (Client Side Rendering) それぞれのメリットとデメリットやNext.js と React の比較、Dynamic Renderingについて学んだり、GraphQLについて開発者の視点からみたメリットとデメリットについて学んだりすることができました。
フロントエンドは移り変わりが早く、技術選定はいつも一筋縄ではいかない課題ですが、そのサービスに必要な要素と不必要な要素を見極めることが大切だと感じました。
トーク3:ビデオ通話システムに関するFE技術まわりの話
最後のトークでは、LC事業部の伊藤さんが、ライブ配信サービスのフロントエンドの技術と開発についてお話していただきました。
前半は、React や Redux、TypeScriptなどの技術、テストやフォーマッタ、デザインシステム、ログ収集など、開発に必要な各要素の紹介や、導入の経緯、メリットとデメリットなどを1つづつ解説してくださいました。ひとつの事例に限った選定理由ではなく、より一般化された考え方について丁寧に解説してくださったので、納得感のあるトークでした。
さらに後半では、ライブ配信まわりの技術や実装について、開発苦労話を交えながら紹介してくださいました。ブラウザの仕様なども交えて、詳しくお話してくださりました。
懇親会
今回は、登壇者・参加者ともにHOUSEでのオフラインとZoomでのオンラインをミックスして開催したため、懇親会もそれぞれで開催しました。HOUSEでの懇親会は少人数でマスクを原則着用していただきながら、DMM.comの社員の方と、登壇内容に関する話題や、登壇には出てこなかったサービスについてのエピソードなど様々な話題で盛り上がりました。オンラインでの懇親会はさらに少人数ではありましたが、その分じっくり話せる良い時間となったようです。
今後も状況を見ながら、企業との合同イベントや学生限定のイベントを開催していきたいと思います。興味がある方はぜひ CAMPHOR-の Twitter や connpass をフォローして、新着イベントの情報をいち早く手に入れてください!もちろん、 普段の開館日 もCAMPHOR- HOUSEでお待ちしております!