こんにちは、@ryota-ka です。2015年最初の勉強会として、去る1月17日に「コマンドライン環境について語る会」を開催しましたので、その様子をお伝えします。
初めに、各OSやシェルの歴史について復習したあと、Terminal.app vs iTerm2, GNU Screen vs Tmux といったテーマについて議論しました。Terminal.app ではなく iTerm2 を使う理由としては、以下の様な理由が挙がりました。
- xterm-256color の発色が違う (iTerm2 の方が鮮やかに表示される)
- reattach-to-user-namespace が必要ない
- リモートで作業することが多く、tmux をネストさせるのが嫌なので、iTerm2 の機能で画面を分割したい
当日の参加者は、なんと全員 Zsh ユーザーだったのですが、「とりあえず Zsh を使ってるけど、Bash と何が違うのかわからない」という意見があったので、Bash に比べて Zsh が優位な点を挙げていきました。具体的には、以下の様な意見がありました。
- 補完が優秀
- Tab キーで補完候補を順番に補完してくれる
- 例えば
cd /u/l/b
と入力した状態で Tab キーを押すと、cd /usr/local/bin
と展開してくれる
- ファイルの一括リネームをしたいときに zmv が便利
- oh-my-zsh を使えば設定が面倒臭くない
auto_cd
とauto_pushd
が便利- suffix alias (
alias -s
) を使えば、例えば拡張子が.py
のファイルは自動的に Python で実行できる
その後、この1週間 dotfiles と向き合い続けたという @ymyzk から、Zsh や Vim の設定ファイルの分割方法に関するプラクティスの紹介があったり、@morishin127 から、本邦初公開・秘伝の過激エイリアスのお披露目がありました。
3時間に渡り、各々のコマンドライン環境に関する環境について話を進める中で、他のメンバーの設定を参考にしたり、それぞれの知見を共有することができました。
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