どうも,CAMPHOR-運営メンバーの@tomoyat1です.3/24にサイボウズ株式会社のエンジニアをお招きし,「サイボウズを支える大規模ログ収集基盤」を開催しました.今回はその様子をご紹介したいと思います.
1TB/dayのログを収集・蓄積する技術
最初は内田さん (@uchan_nos)に,最近作成されたログ収集基盤を紹介するトークをしていただきました.このログ収集基盤はサイボウズが提供するクラウドサービス「cybozu.com」のアクセスログやアプリログを収集するもので,1日に800GB (内田さんいわく「タイトルは少し盛った」そうです) ものログがこの基盤を流れるそうです.
既存のツールの組み合わせからなっているのかな,と思いながら聞いていました.しかし,どの既存のツールでもサイボウズの要求が満たされない箇所があり,そこの部分は自作したとのことでした.技術力の高さと労力を厭わない力強さをを感じました.
発表のスライドはこちらにあります.
ES2016&ES2017入門
2年前のイベントの続編という形で,ES2016,ES2017で追加された新機能を酒井さん (@sakay_y)に紹介していただきました.新機能は知らず知らずのうちに使ってしまっているものから,あまり馴染みのないものまで幅広く,「これは使ったことがある!」,「これは知らない...」となりながらそれぞれの紹介を聞いていました.また,IEでは「すべて未対応 OTL」だそうですが,トランスパイルやpolyfillで案外気にしなくても大丈夫な環境を整備できるとのことでした.ゴリゴリ使っていきましょう.
スライドはこちらにあります.
懇親会
2名の発表のあと,イベント参加者で懇親会を行いました.各々興味のある話題を中心に交流できたようで,実りのあるものとなりました.
終わりに
大規模なシステムを運用していないとわからないような,貴重なお話を聞くことができました.大変勉強になりました.トークをしていただいたお二人と,協賛していただいたサイボウズ株式会社様に改めてお礼を申しげたいと思います.ありがとうございました.
また,CAMPHOR-では今後もイベントやCAMPHOR- HOUSEの運営を通じて,IT系学生の交流を交流を促進していきたいと思っています.この記事を読んで興味を持たれた方は,ConnpassのページやCAMPHOR- HOUSEの開館予定 をぜひチェックしてください.