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彼女のつくりかた(京大11月祭にて)


こんにちは、むらまつです。

CAMPHOR- アドベントカレンダー 2014の2日目で、技術的な話でなく恐縮なのですが前回の記事の続編として「彼女のつくりかた」について書きます。

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早いもので、2014年も12月になりました。11月は学祭のシーズンでした。今年の京都大学の11月祭では動画サービスで有名なD社の会長さんであるKさんの講演があるというので、ボクは 「Kさんの話を生できく機会はめったにないぞ」とワクワクしながら会場の教室に向かいました。

Kさんの講演は非常に興味深く、Kさんが学生時代の話やオタク、非リア、ネット社会など...その内容は多岐にわたりました。Kさんはオタクや非リアの話をする際に「Kさん自身も典型的なオタクである」という認識のもとで、オタクや非リアの特徴を挙げました。Kさんの話を訊くまでボクは自分がそれほどオタク度や非リア度が高いと思っていませんでしたが、Kさんの挙げるオタクや非リアの特徴はボクにも当てはまる物でした。

 

 

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Kさんの話を訊いて「ボクはオタクで非リアなんだし、やっぱり学生らしい楽しさは何もないまま大学生活を終えるんだな」と思い、講演が進むに連れてボクはだんだん悲しくなってきました。しかし講演をしているKさんをよく観察すると、Kさんの左手の薬指には銀色の指輪がありました。ボクは疑問に思いました。「Kさんはオタクの要素が持っているのに、どうして左手の薬指に銀色の指輪をはめる事ができたのか。もしかすると、オタクや非リアの部分を持つボクにも女の人と仲良くなって、あわよくば彼女をつくり学生生活を楽しむ事ができるのではないか」と。そこでボクは講演の最後に設けられた質疑応答の時間にKさんに質問をする事にしたのです。

 

ボク:

「ボクはKさんに奥さんがいる事が疑問です。なぜならオタクと呼ばれる多くの人にとって、女性と仲良くなる事は非常に困難だからです。Kさんはオタクや非リアの要素を持ちつつどのようにして女性に対してアプローチをされたのですか?」

 

Kさんは心よく答えてくれました。要はキャラの獲得競争なのだと。

 

Kさん:

「オタクが会話できない理由にノリで会話ができないという事がある。でもそれは会話をする能力や技術がないのではなく、キャラの獲得に失敗しているから。僕たちは色んな組織やコミュニティの中にいて、その中で常にキャラ獲得競争をしている。オタクはこのキャラ獲得競争に弱く、良いキャラを貰えない。は自分のキャラに合わないような会話をしたいと思っていた。でもそれは能力の問題ではなくてキャラの獲得に失敗していただけだった。会社をつくると経営者というキャラが空いていて。そのキャラに就いたら会話(コミュニケーション)が上手くいくようになった。オタクはコミュニケーション能力でキャラを獲得するのは難しいから、技術や社会的地位といったものを自分の能力で手に入れて、そこでキャラを獲得すればコミュニケーションが上手くいくと思う。そしたら、奥さんとかもできるのではないか。だからとりあえず頑張った方がいい。自分を無理に変える必要はない、立場が変わると周りの評価も変わるので。」

 

興味深い意見だなと思いました。 ボクにはどんなキャラが適しているのだろうと考えると、「真面目キャラ」、「おとなしいキャラ」、「お笑いキャラ」...など今は良く解りませんし、どれも難しそうです。無理はやめようと思いました。

 

また個人的には、オタクや非リアが持つ「ある事に対する専門性(例えばアニメや漫画、プログラミングなどの知識)」は他の人にはあまりないレアな物であり、それがいずれボクらの武器になるのかなと思ったりもしました。

 

今回も「彼女をつくりかた」の明確な答えが出た訳ではありませんが、書いてるボクは不思議なもので「また一歩ゴールに近づいたぞ」という気になってきました。

質問に答えて下さったKさんには心より感謝します。

 

講演の全内容は有料会員の方であれば、こちらより観ることができます。

 

明日は@morishinさんが担当です。

ではでは

 

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One thought to “彼女のつくりかた(京大11月祭にて)”

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